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「伝統と革新」を標榜し今の時代に異彩を放つBMW R18と、
さまざまな領域において独自のスタイルで活躍する18人とのコラボレーション。
富山県岩瀬地区に集った一流の職人や料理人の方々のお話を伺う
「IWASE/TOYAMAシリーズ第2弾」を、今回からモトラッドさいたまがお届けします。
お相手を務めるのはBMW R18アンバサダー佐藤剛史。
桜が舞い散る春の岩瀬で、リニューアルRelation18、スタートです。
鈴木 五郎ピアットスズキ チンクエ シェフ
神奈川県小田原市出身。銀座の「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」、麻布十番の星つきイタリアン「ピアットスズキ」などで修業後、2017年3月に廻船問屋・宮城家の古民家の一角で「ピアットスズキ チンクエ」を開業。獲れたての魚介や野菜を使ったイタリア料理とモダンな佇まいで、日本のみならず世界の方々を楽しませている。
ピアットスズキ チンクエ https://p-suzuki5.com/
佐藤 剛史BMW R 18公式アンバサダー
モトラッドさいたまシティ勤務 BMW認定アクセサリーアドバイザー
家の近所だったから、という理由で入社したものの、すっかりBMWの世界の虜となり、Motorradの世界観をたくさんの⼈々に伝えるべく、様々な活動を展開中。
「オートバイをご購入頂いたお客様には最高に人生を楽しんでいただきたい!」との想いで、オートバイ、車、ロードバイクはもちろん、筋トレ、映画、釣り、キャンプ、歴史探訪、カメラなど、自ら率先して楽しむ1992年9月25日生まれのてんびん座。モットーは「人生を無駄に美しく。」
MOTORRAD SAITAMA-CITY https://www.bmw-motorrad.jp/motorrad-saitama-city/ja/home.html
  • -1. 豊かな食材で料理を作る楽しさ
  • -2. イタリアンのシェフになったきっかけ
  • -3. 佐藤剛史はなぜアンバサダーに?
  • -4. ムダなものの魅力
  • -5. 岩瀬に来たきっかけ
  • -6. 仕事の歓び
  • -7. R18スペシャルメニュー誕生!?
  • -8. R18とイタリアン それぞれの「伝統と革新」

こんにちは。R18アンバサダーの佐藤剛史です。
本日はよろしくお願いします。
昨日の夜、埼玉からR18に乗って今朝こちらに到着したところです。

そうなんですね!けっこうお疲れになったでしょう?

そうですね。でも、ツーリングとかしょっちゅうやってますし、
このバイクはガンガン攻めて乗ると言うより、
ゆったり走れるバイクなので、けっこうラクなんですよ。

僕もバイク大好きなんで、いろいろお話聞かせてください。

よろこんで!

-1. 豊かな食材で料理を作る楽しさ

それにしてもいいところですね。
来る途中は日本アルプスを眺めて来たんですがここはもう日本海。
イタリアも、海も山もあってちょっと日本と似てますね。

そうですね。日本とイタリアは似てますし相性がいいと言うか。

イタリアンと言えばわれわれからするとパスタとかピザとかですが、
鈴木さんのお店はお魚中心ですか?

そうですね。ここは海沿いの田舎町なので、
場所柄、お魚系のものを中心にメニューを組み立てています。
あとは場所柄、山菜や牛肉や豚肉など、
県産の食材を使ったものをお出しするような感じです。

やっぱそうですよね。
おいしいものいっぱいありますからね。

そうですね。僕は県外出身なので、富山に来るまでは富山県の食材のことは「氷見のブリ」ぐらいしか知らなかったんですけど、こっちで生活して仕事させてもらうと、いろんなものがあるので、そういったことが地方で働く楽しさかなと思います。

普段の食材を買いに行ったスーパーで、「あ、これ店で使いたい!」みたいなこともあるんですか?

この辺のスーパーは朝獲れたお魚が普通に店頭に並んでたりするんですよ。
たまに活きたイカとかエビとかが店頭に並んだりする。

僕らからすると、そういう新鮮なものがスーパーに並んで食卓に出てくるっていうのがすごい魅力的なところだと思います。
すごい贅沢ですよね。

東京とか大阪みたいに食材が集まってくる訳ではないので、天候が悪かったりとか、
海が荒れたり、雪が降ったりすると入ってくる食材は少なくなるんですけど、
期待していなかったものが突然入ってきたりとかするので、そういったおもしろさがありますね。
やっぱり今まで自分が触れなかった食材、例えば値段が高いものとか、
鮮度の関係で流通してなかったものが手に入った時はやっぱりドキドキします。
自分で好きなものを買えるっていうのが楽しいですね。

イタリア料理含め料理の歴史って人間の歴史じゃないですか。
いろんな国でそれをどんどん発展させて、日本料理があったり、
イタリアンやフレンチなどが楽しめるわけですよね。
なぜイタリアをチョイスしたんですか?

-2. イタリアンのシェフになった
きっかけ

僕の場合はたまたまです。
大学を出て、ワーキングホリデーでオーストラリアに来て仕事を探している時に
たまたま雇ってもらえたところがイタリア料理を中心に出してる店だったんですよ。
それで日本に帰ってきてから、親方のお店で働かせてくださいってお願いして
働かせてもらったので、本当にたまたま最初のご縁がイタリアだったというだけで、
もしそれがフランス料理だったり日本料理だったりしたら、
違う料理を選んでいたとは思うんですけど。

日本に帰ってきてギャップとありましたか?
例えば、お寿司がアメリカ行ったらカリフォルニアロールなったりするじゃないですか。
海外で学んだイタリア料理と日本のイタリアンは違った、みたいなのがありましたか?

そこまでギャップを感じることはなくて、イタリア料理も日本と同じような感じで
「地産地消」っていう考え方があって、その土地で採れたものを食すという
考え方があるんですね。
僕は富山県で育った食材でイタリア料理をやらせてもらっているわけで、
基本的な考え方は一緒なので、特に抵抗なく仕事させてもらっています。

イタリアに特に思い入れがあるわけではない?

そうですね。そこまでイタリアに思い入れがあるわけではないんですけど、
イタリア料理のいいところっていうのを、仕事してから勉強するようになったので、
今は本当にイタリア料理で良かったなと思っています。

やはり日本人になじみが深いんでしょうね?

そうですね。イタリアもそこまで資源が豊かな国ではないですし、
地方国家の集合体なんですね。なのでそれぞれの地域によって、
食材の違いや調理法とかが違っていて、日本とすごく似ているところがあるので。
もともと基本は家庭料理の延長線にあるので、すごくカジュアルな部分が多くて、
気取らず食べられるところがあるので、日本人にも向いているっていうか、
相性がいいんだと思います。

フランス料理とかだとちょっと敷居が高いんですよね。

ちょっとやっぱり堅苦しいところがあったりとか、毎日食べるとなると
どうしても体に重たい部分があったりとかするので、その点ではイタリア料理は
調理法自体がシンプルでわかりやすいんですよね。
ピザとお好み焼き、パスタとうどん、とか
すごくカジュアルに楽しめる料理のジャンルだと思います。

店名の「チンクエ」ってイタリア語の「5」ですよね?

僕の下の名前が五郎って言うんですけど(笑)
僕の親方が港区の方で「ピアットスズキ」っていう店をやってるんですよ。
で、独立する際に親方に相談して、たまたま親方も同じ鈴木だったので、
「じゃあ同じピアットスズキで、お前、下の名前は五郎だからチンクエって
付ければいいんじゃないか?」っていうので(笑)

-3. 佐藤剛史はなぜアンバサダーに?

佐藤さんのプロフィールを拝見すると、
「家の近所だったからモトラッドさいたまに就職された」とか(笑)

そうなんですよ(笑)
自宅の横にクルマの整備をやるサービス工場があったんですね。
で、大学を卒業する時に、いろいろ就職先探してて、どうしようかなと思って、ふと隣の工場を見たら、あ、BMWか、と(笑) 
じゃあ応募してみようか、ということで応募したんです。

なるほど(笑)

最初はクルマの方をやりたかったんですけど
「あなたは多分バイクの方が向いているわよ」とアドバイスされて、
「はいわかりました」と言って10年経ちました(笑)
だから僕もたまたまなんです。
でも、多分好きだったんでしょうね。
もしクルマの方に行ってたらもう辞めてたかも(笑)

どういうきっかけでバイクの魅力に引き込まれていったんですか?

物心がついた時からクルマやバイクが好きだったんですが、
高校時代は「三ない運動」というのがあって(笑)
高校生がクルマやバイクに乗らないように
「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」という…

あー、ありましたね(笑)

で、高校を卒業して18歳でクルマの免許を取って、
19歳まではクルマで遊んでたんですが、当時バイトをしていたコンビニの
後輩の女の子に一目ぼれして(笑)
「バイクの免許取ってよ!」の一言で合宿免許で
大型自動二輪を取ったんです(笑)
で、もう待ちきれなくて、免許を取る前にゼファー400を買って
バイクと彼女を同時にGetしたんです(笑)

きっかけなんてそんなもんですよね(笑)

元々、速いクルマやバイクが好きで、
その加速感と言うか「トルクがグングン上がっていく
感じがたまらなく好きで、それこそ加速度的に
グイグイのめりこんでいった感じです。

あー、あの感じですね。よくわかります。

前は、クルマやメカニックに興味があったんですが
今は、お客さんの近くにいられるというのも長く続けられた
理由かもしれませんね。

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