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-7. R18スペシャルメニュー誕生!?

いつぐらいからバイクに乗られていたんですか?

高校の時に中型免許取って。
ただ、当時はあまりお金がなかったので、バイトして貯めたお金で免許を取ったら
欲しいバイクを買うお金がなくなっちゃったんです(笑)
なのでまたバイトしてお金を貯めてから買ったので、免許取ってから2年ぐらいかかったんです(笑)

根っからのバイク好き(笑)

そうですね。先ほど佐藤さんもおっしゃってましたけど、
やっぱりバイクって不便な乗り物ですね。でもその不便さが楽しいというか。
クルマは便利ですけど、バイクは不便。だけど楽しい。
そういうところが好きで、若い頃から好きで乗っているんですけど、
ただ未だに稼ぎが悪いので中型のバイクしか乗れないんです(笑)
そしてやっぱり今まではカワサキとかヤマハとかの
スピード出して走るタイプが好きだったんですけど、R18を間近で見ると、
やっぱりああいうバイク好きだなって。

今日お持ちしたのはR18のClassicというモデルで、
BMW初期のクルーザーモデルを彷彿とさせるものですね。
若い頃に走り屋だった方にそう思っていただけるとうれしいです(笑)
いきなりの話で恐縮なんですけど、例えば、東京からR18で来ました!
っていう人に出したい料理ってありますか? 
後で実際に乗っていただくんですが、とりあえず見た目のイメージとかで。

あのバイクはごい流線型の滑らかなラインが
すごい綺麗なので、うーん…そうですね…
前菜は地元のお野菜とかお魚を使ったものを盛り合わせにするのがいいんじゃないかな。
パスタは、あのバイクのエンジンの輝きがいいので、
地元のエビとかカニとかを使った艶のあるパスタがいいですね。

ゴージャスですね!

あと、ああいう大型バイクは排気音がいいじゃないですか。
なので、メインはけっこうボリュームがある豚肉とか牛肉をローストして丸ごとで出す、
みたいなのが、R18に乗られる方には合うのかな?

すごい!けっこうすぐイメージが湧くんですね!

そうですね。あとはその方の表情だったりとか、様子を見て。
あと会話して好みを聞いてっていうような感じですね。

例えば、モトラッドさいたまでR18を買っていただいたお客様に、
特典としてその「R18スペシャルメニュー」をお出しいただいたりとか…

そしてそういうことを提案してもらえると
僕も楽しいです!
ぜひやらせてもらえるとありがたいです!

やっぱりクリエーターさんなんですね。
作り出す。創造する。それが楽しみだったりする。

いやいや、僕はそんなに器用なことができる人間じゃないんです。
基本はやっぱり教わったことをそのままやるのがベースなんですけど、
あとはお客さん、その時来られた方と会話して、こういったものがいいとか、
ああいったものがいいとか言ってもらいながら、こう自分にできる範囲で
提供するような感じになりたいですね。

ぜひ食べてみたいです!
そのためだけにここに来てしまいそう(笑)

※後日、鈴木さんに作っていただいたR18イメージのスペシャルメニュー!

-8. R18とイタリアン
それぞれの「伝統と革新」

BMWって僕のイメージだと、ちょっともうちょっと角張ったイメージだったんですけど、
ああいうアメリカンっぽい感じのバイクもあるんですね。

ああいった昔のスタイルを継承するものが作りたかったんでしょうね。
例えばエンジンも伝統的なフラットツインって言われるエンジンで、本当にバイクの基礎ですよ。
でも空冷で1800ccにした理由は、最初1700で作ったら坂道を上らなかったらしい(笑) 
そこで50ccずつ増やして片側900ccにしたと。
昔のキャブレーターだと900ccを制御しきれなかったらしいんですよ。
今の技術だからこそ、あのエンジンができた。そこが「革新」ですね。

なるほど。昔のスタイルだけど今のテクノロジーだから走れると。

調理器具もいろいろ進化してきてると思うんですけど、
料理も今の技術だから作れるようになった料理ってあるんですかね?

そうですね。やはり昔は食材の形をそのまま出すのが料理だったんですけど、
今はこういろんな形に変形できたりするので。
例えば液体の調味料をゼリー状にしたりとか泡にしたりとか…

泡?

お出汁に空気を吹き入れて泡みたいなソースができるんですよ。

へー!そんなワザがあるんですね!食べてみたい…

すごい新しいものが増えてきて、そういった意味では料理の幅も
広がっているとは思うんですけど、そういうことは、イタリアンより
スペイン料理とかフランス料理をやられる方の方が得意とする分野なんですね。
イタリア料理は基本的にClassicと言うか、けっこうイタリア人って、
ファッションとかに関しては革新的な斬新的な部分があるんですけど、
食とかに関してはあまり変化を求めない方が多いんです。
イタリア料理に関してはそこまで100年前から変わらない感じで
提供されることが多いんですけど、フランスだったりとかスペインの方から
そういう斬新なことが好きなので、色々な調理法だったり調理器があったり、
アレンジされて挑戦されている方が多いので。

その中でも、何か新しいチャレンジ、自分なりの調理法に
チャレンジされたりということはあるんですか?

そうですね。僕の場合はそこまで新しいものを考えているっていうよりは、
毎日自分の足元を見て地道にやっている感じです。
で、人間何でもそうですけど、一気に変われないじゃないですか。
だからこう、今日は何か1個変えようかな、とか。
例えば盛り付けだったり使う食材だったり。
なので新しいことにどんどんチャレンジしている、という感じではないんですが、
一つずつ変えるっていけたらいいかな、と。

なるほど。Classic持ってきてよかったです(笑)
ではちょっと乗ってみますか?

買いたくなっちゃったらどうしよう(笑)

THE BMW R 18 CLASSIC

象徴的でノスタルジック。魂を揺さぶるもの—。

R 18 Classicは往年のBMWデザインを表現するモダン・クルーザーです。その佇まいはツーリングモデルとして登場したBMW初期のクルーザーモデルを彷彿とさせるもので、R 18 First Editionでも採用された2本の白いピンストライプなどBMWのモーターサイクルが歩んできた歴史との繋がりを呼び起こすディテールも備えています。心臓部にはBMW Motorrad史上最大排気量となるボクサーエンジンを搭載して、ピュアなライディング・プレジャーを実現しています。

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